アレンジ

出汁と日本茶

出汁というと昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸、椎茸のグアニル酸が代表的ですね。どれも、また組合せても旨味のベースになります。美味しい出汁を想像するだけで幸せな気分になります。出汁は旨味の決め手ですが、それぞれの栄養分が日本の軟水で抽出されて溶け出すので、当然栄養分も溶け出します。鰹節からは血行の改善や疲労回復に効果がある成分が、昆布からは脂肪蓄積や血糖値上昇を抑える成分など。それだけではなくミネラルやビタミン類も溶け出します。天然の栄養ドリンクですね。知らず知らずのうちに摂取している日本人はなんて恵まれているのだろうと思います。

海外でも出汁があります。フランス料理で言えば、子牛を使ったフォン・ド・ヴォーの「フォン」やスープの元となる「ブイヨン」。中華料理では鶏ガラの骨髄を煮込んだ白湯(パイタン)スープの「湯(タン)」など。美味しいですが、ちょっとコッテリですね。栄養バランスから言えば、日本の出汁の方が良いような気もします(すみません、ちゃんと確認していません)。

出汁が控えめな旨味と栄養をキチンと決めてくれるので、日本料理はいろいろな応用アレンジが可能です。私は、「日本茶も同じ」と考えています。人間は毎日いろいろな飲み物を摂取します。コーヒー、紅茶、ジュース、牛乳、コーラや炭酸飲料。そしてお酒。毎日、摂取する飲み物に対して「日本茶は出汁のようなもの」と考えればバリエーションが広がるのです。

日本茶とコーヒー、合わなくはありません。日本茶と紅茶は似たもの同士。日本茶とジュース、果物の種類によります。日本茶と牛乳、合います。日本茶とコーラ、怖くてまだ試していませんが炭酸は意外に合います。お酒、ビールや日本酒、ウイスキーも無くはないですね。チューハイは合います。ほらね、出汁みたいでしょう?(笑)

当店のキッチンカー のドリンクメニューでもそのバリエーションのほんの一部を提供します。そちらに舵を切りすぎるとオペレーションが回らなくなるので抑えていますが。(苦笑)

日本茶は奥深いです。シンプルなストレートでも抽出温度で全然味が代わります。注ぐグラスの形だけで香りも大きく変わります。また、出汁と考えていろいろなアレンジをするだけで、爽やかさからカクテルのような艶っぽさまで演出できるのです。しかも、テアニンによる免疫力強化とカテキンによるダイエットや老化防止の健康効果のオマケ付きです。

どこかのタイミングで、みなさんとこんなアレンジをしてみましたの集いをしたいなと思っています。

ではでは。

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